私の第42回東京モーターサイクルショーの独自レポート【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬りシリーズの最終回はスズキとカワサキです。この2社をまとめてお送りいたします。

画像1: 【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」

画像2: 【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」

画像3: 【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」

スズキからは「V-Strom 1000」。縦型2眼のフロントマスクが同社のスーパースポーツGSX-R 1000を感じさせ、アドベンチャークラスにもスズキの伝統的なデザインコンセプトを踏襲しています。4ストローク水冷1,036cc90°Vツインエンジンを搭載した、大きな車体をトラクションコントロールとABSで制御するスタイルは、スポーツアドベンチャーでの定番となっています。

画像4: 【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」

画像5: 【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」

画像6: 【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」

一方、カワサキのアドベンチャーは「VERSYS 1000」です。同社のZ1000とイメージを同じくする挑むようなフロントマスクは、カワサキらしいとてもスパルタンな印象を与えています。その心臓部もZ1000譲りの水冷DOHC4バルブ1,043cc並列4気筒エンジンと、スーパーアドベンチャーと言っても過言ではない強力なレイアウトです。もちろん他社と同様に電子制御も満載されていて、そのハイパワーな車体を安心してライディングすることが可能となっています。

最後のご紹介となったスズキとカワサキのアドベンチャーは、いずれも他メーカーにひけをとらないスペックをもち、むしろスポーツ性能を全面に押し出したような内容となっていますが、ホンダとヤマハと違いパリ・ダカールラリーに代表されるアドベンチャーレースに、メーカーとして積極的に取り組んでこなかったことと、欧州メーカーのようなアドベンチャーモデルとしてのオリジナリティへのアピールがやや乏しいことから、少し存在感が足りないように感じるのは私だけでしょうか。スーパースポーツでは大人気車種をもつこの2社のアドベンチャーにも期待したいところです。

だいぶ偏った目線でお送りさせていただいた、私の第42回東京モーターサイクルショー独自レポート(全9回)はいかがだったでしょうか。各社でも中心となるメインストリームの車種はバイク雑誌などでレポートされ、みなさんも目にされることと思いますので、私はあえてスポーツアドベンチャーというジャンルからそれぞれのメーカーのブースをご紹介いたしました。各社でスタンスやキャラクターが異なり、これからの進化が楽しみなジャンルでもありますので今後も注目してゆきたいと思います。

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