ロレンスの大人気連載、[バイク無知ガールが教える?バイク用語]の第14回では、「2ストローク」が取り上げられましたね。記事中にあるとおり、環境問題などの理由から2ストロークエンジンを搭載するモーターサイクルは市場から消えつつあります。しかし、あるジャンルでは逆で増えつつある・・・というか、2ストロークじゃないとハナシにならん!というくらい人気なのです。


画像1: 2ストロークは最先端? 2 stroke never die!!

出典:http://i.ytimg.com/vi/iaSRMhIBVYU/maxresdefault.jpg、


それは今、欧州を中心にブームが爆発している「ハードエンデューロ」のジャンルです。こちらの動画の「レッドブル・エルツブルグロデオ」などが有名ですが、想像を絶する難コースを使うハードエンデューロでは、ピストン上死点で毎回爆発する構造ゆえの瞬発力、構成部品の少なさによるフリクションの少なさ、そして絶対的な「軽さ」・・・などの2ストロークの長所が遺憾無く発揮されるのです。どんなに技術が発達した今でも、ハードエンデューロの「戦場」で4ストローク車は、2ストローク車と同じことはできないのです・・・。


出典:Red Bull 


現在2ストロークのエンデューロマシン造りに精を出しているのは、ハードエンデューロで大活躍しているKTMやハスクバーナなどの欧州メーカーです。え、環境問題とか良いの?とニホンジンの我々は思ってしまうのですが、「ファンライド」という楽しみの前には「細かいことはいいんだよ!」というカンジなのでしょう・・・。この分野で日本のメーカーが全く蚊帳の外なのは寂しいので、ぜひ蛮勇?をふるってこの戦いに飛び込んで欲しいものです。


画像2: 2ストロークは最先端? 2 stroke never die!!

出典:http://i.ytimg.com/vi/LYgH42NXAEo/maxresdefault.jpg、



こちらは昨年ポルトガルで開催されたハードエンデューロ「Extreme XL de Lagares」の動画です。街中を縦横無尽に生き生きと爆走する2ストロークエンデューロバイクたち。その様は迫力満点で、欧州での人気ぶりも一見で理解することができる、単純明解な面白さです。Viva la due tempi !!=2ストローク万歳!


出典:Red Bull 

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