先ほど、今年のSBK=世界スーパーバイク選手権の開幕戦、オーストラリアラウンドのレース2が終了しました。土曜日のレース1は今年3連覇を狙うジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝しましたが、はたしてレース2ではライバルたちの逆襲があったのでしょうか・・・?

今年採用のリバースグリッドルールで、PPはA.ローズ(ヤマハ)が獲得!

今年からSBKは、レース1のグリッドは従来どおりスーパーポールの予選で決め、レース2のグリッドはレース1の結果を受けての「リバースグリッド」を採用することになりました。レース1の1〜3位のライダーは3列目に下がらせられるので、レース2のポールポジションはレース1の4位の選手、ということになるのですが、この座を初めて得ることになったのは、ヤマハファクトリーのアレックス・ローズ・・・になりました。

この恩恵を得たA.ローズは、最初の周を首位で走行。2周目はユージン・ラバティ(アプリリア)、3〜5周目はシャビ・フォレス(ドゥカティ)がリーダーとなり、主催者が目論んだリバースグリッドによるレース初期の首位争いが激化・・・は一応成功したように見えました。

しかし、6〜14周目はレース1の1位と2位のJ.レイとチャズ・デイビス(ドゥカティ)がトップ争いをするようになったことが示すとおり、やはりレース中盤からは実力者同士が争う展開に落ち着きました。そしてこのふたりに、A.ローズとマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が加わる、スリリングな首位争いが繰り広げられました。

22周のレースで、15〜19周目までレースリーダーの地位についたのは、今年からSBKに復帰したドゥカティファクトリーのメランドリでした。しかし、ラスト3周はやはりレイとデイビスのライバル対決という展開になり、やはり僅差でレイが2連勝を達成しました!

画像: 終盤は、J.レイ(カワサキ、#1)とC.デイビス(ドゥカティ、#7)が激しい首位争いを展開! 0.025秒の僅差で、レイがオーストラリアラウンドを完全勝利しました。 photos.worldsbk.com

終盤は、J.レイ(カワサキ、#1)とC.デイビス(ドゥカティ、#7)が激しい首位争いを展開! 0.025秒の僅差で、レイがオーストラリアラウンドを完全勝利しました。

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メランドリ、SBK復帰後初の表彰台を獲得!

3位にはメランドリが、嬉しいSBK復帰後の初表彰台をゲット! 4位はこの週末奮闘したA.ローズ。ヤマハファクトリーが、今回のようにカワサキとドゥカティ両ファクトリーに食い込むようになると、今年のシーズンは昨年以上に盛り上がることになることは必至でしょう!

画像: 優勝したレイの17周に次いで、10周レースリーダーの座についたM.メランドリ(ドゥカティ #33)は3位表彰台を獲得しました。昨年までの3強にメランドリが食い込むと、今年のチャンピオン争いはもっと昨年より面白くなるでしょう。 photos.worldsbk.com

優勝したレイの17周に次いで、10周レースリーダーの座についたM.メランドリ(ドゥカティ #33)は3位表彰台を獲得しました。昨年までの3強にメランドリが食い込むと、今年のチャンピオン争いはもっと昨年より面白くなるでしょう。

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5位はプライベーター最上位のX.フォレス、6位はトム・サイクス(カワサキ)、7位はマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、8位はレオン・キャミア(MVアグスタ)、9、10位はロレンゾ・サバドーリとE.ラバティ(ともにアプリリア)・・・という結果でした。

注目の新型CBR1000RRを投入したホンダファクトリーは、ステファン・ブラドルが15位。ニッキー・ヘイデンはリタイア・・・という残念な成績でした。シーズン序盤からアップデートを重ね、ホンダ勢が早く上位争いに加わってくれるようになると、もっとレースが盛り上がるので期待したいですね。

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