フェラーリ、マセラッティ、アルファロメオなどの多くの高級スポーツカーのデザインをしているイタリアのデザイン・製造会社ピニンファリーナ
実はホンダとコラボでコンセプトカーを作ったことがありました。それがこちら。イメージ・カーと割り切って制作されたため、デザインの思い切り感がすごい!(笑)
フロントからボトムまで流れるようなシルエット。うっとりするほど美しいですね。

ピニンファリーナ ホンダ スチュディオ(1985年)

画像: ホンダのアイデンティティをデザインしたフロント。

ホンダのアイデンティティをデザインしたフロント。

デビューが期待されるホンダのミッドシップ・スポーツカーを踏まえたイメージ・カーである。ホンダのデザイナーとピニンファリナのデザイナーの共同作業から生まれたというが、ホンダのF2エンジンを搭載するという前提に立ち、現実的な要素を一切排除している点で、まさに純粋コンセプト・カーといえるモデル。

画像: サイド・チャンネルが巧みにスピード感を演出。

サイド・チャンネルが巧みにスピード感を演出。

車自体もモックアップであるが、それだけスポーツカーに要求されるエアロダイナミックスが自由に追求され、やがて出現するミッドシップ・スポーツへの期待感が高められる。ロールバー後方に伸びたティアドロップ型キャノピーとボディ・サイドからリアへと流れるサイド・チャンネルが、エアフローを円滑化し、リアにおける“抜け”を良化するとともに視覚的にもダイナミックな感じを与える。またボディ底部はサスペンション・ユニットの収まりを工夫し、グランド・エフェクトを得られるよう設計されている。

画像: ショー・モデルとして大胆なカラーリングとハイテク風デザインでかためたインテリア

ショー・モデルとして大胆なカラーリングとハイテク風デザインでかためたインテリア

画像: グループCカーを思わす“グラント・エフェクト”を考えたボトム部

グループCカーを思わす“グラント・エフェクト”を考えたボトム部

*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。

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