スーパースポーツの中心はかつて750㏄でした。これは当時のレースレギュレーションが大きく影響していて、特に4スト市販車ベースのTT-F1クラスの上限が750㏄になった1984年以降はレースでの勝利のために急激に高性能化しました。その頃も750㏄以上のスーパースポーツは存在したが、スタイルはともかく実質的にはスポーツツアラー的な存在でしかありませんでした。しかし90年代に入ると、よりパワフルで高性能なモデルを求める声が高まったこと、そして急激な技術の進歩によって、大排気量スーパースポーツの新しい扉が開かれたのです。
そんな1000ccスーパースポーツの2017年モデル!HONDA CBR1000RR SP/SP2に注目します。

【2017】トータルコントロールを極めて「強いRR」が帰って来た!:
HONDA CBR1000RR SP/SP2

画像: (オートバイ©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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ここのところ、CBRは元気がなかった。SBKでも鈴鹿8耐でもかつてほどパッとしたところがないし、基本構成も古くなってきて、市販車としての魅力が薄らいでいた。そんな状況で、ついに登場したニューCBR。当然、強いCBRの復活を期待したいが、エンジンや車体の基本設計は従来型から引き継がれ、最高出力も11PSアップとは言え192PS。ライバルが200PS超を発揮している現状では、劣勢に見えないでもない。
でも、そこで注目したいのは、車重が15㎏も軽くなり、クラス最軽量の195㎏を実現していることだ。そのことで、車重を最高出力で割った値、パワーウェイトレシオを14%も低減しているのだ。

トータルコントロールをキーワードに、電子制御も充実。IMU(慣性測定ユニット)で車体の運動状態を検知し、トラクションコントロールやウィリーコントロール、ABS、オーリンズのセミアクティブサス制御、そしてエンブレ制御やダウン対応のオートシフターなど装着されています。

90%以上のパーツを一新するなど、開発陣の姿勢にも妥協が無い。そしてSP2というレース対応モ
デルも登場となっているCBR1000RR SPの2017年度の活躍に期待が高まっているのです。

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