今までの大画面ナビは、装着できる車種が限られていた。
フツーのAV一体型カーナビの液晶画面は7型。それよりもひと回りもふた回りも大きい、8・9・10・11型画面を採用した大画面カーナビ が人気だ。
カーナビやカーオーディオを収めるスペースの規格をDINというのだが、幅180mm×高さ100mmの2DINサイズに収まるのは7型画面まで。それ以上大きな画面は、はみ出してしまう。
そこで、2DINサイズの本体をインパネに埋め込み、液晶画面だけを大型化する方法が編み出された。ナビ画面周りのパネルを車種専用部品に交換することで、そのクルマのインパネにフィットした仕上がりになるのもメリットだ。
だが、この方法は車種専用パネルが必要なため、対応車種が限定されてしまう。車種専用パネルが用意されているのは、ハイブリッドカーやミニバンなどの人気車ばかり。「今の愛車に大画面カーナビを付けたいんだけど…」というユーザーは、あきらめるしかなかった。
この難問を解決したのが、パナソニック ストラーダの最上位モデル「CN-F1D」だ。
宙に浮かぶディスプレイのおかげで、取り付け可能な車種は230車種。
まず、フロントシートに座ってビックリ! DYNABIGディスプレイと呼ばれる9V型モニターが、インパネ手前に浮いているように見える。手品か!?
実は、2DINスペースに埋め込まれた本体から伸びたステーが、DYNABIGディスプレイを支える構造になっているのだ。画面がインパネよりも少し手前にあるので、タッチパネルの操作がしやすい。本来9インチの大きさが、約10インチ相当の迫力を感じるというメリットもある。
2DINスペースは新旧問わず、たいていのクルマに用意されているので、車種専用パネルが要らない「CN-F1D」は、230もの車種に取り付けることができるというわけ。これはパナソニックが確認済の車種数。今後も調査が進めば増えていく数字だ。
装着できないクルマも若干数、確認されている。車種によっては、2DINスペースの周囲にエアコンの操作パネルやハザードスイッチなどが配置されている場合もある。DYNABIGディスプレイは、取り付け時に前後方向の調整ができ、手動で上下方向と角度の調整ができるのだが、こうした調整幅を使っても、スイッチ操作ができない場合は、非対応となっている。
詳しくはパナソニックが公開しているF1D装着対応車種一覧リストを見てほしい。
ハイエンドモデルなのに、使いやすい。
「CN-F1D」は、パナソニック ストラーダのフラッグシップモデル。ナビ機能もAV機能も一級品だ。
高機能ナビというと、自分には使いこなせないのでは?と不安に思う人もいるだろうが、安心して下さい! ストラーダは使いやすさにも工夫を凝らしている。
たとえば、「ストラーダチューン」。「ルート」「ガイダンス」「マップ」「VICS WIDE」と4つのタブに関連する設定項目をまとめているのがポイント。さらに、設定変更の結果を画面で確認できるので、わかりやすい。
ナビ機能のイチオシは、「安心運転サポート」機能だ。
制限速度、一時停止、踏切、合流など、道路標識がある場所に差し掛かると、音声とともに、地図上に標識情報がポップアップ。曜日や時間帯で規制が変更される補助看板の情報も入っている。うっかり標識を見逃してしまって・・・というリスクを防いでくれる。
この機能をオンにしておくと、安全運転を心がけよう!という意識が高まるのだ。
ブルーレイを再生できるのはストラーダだけ。
最後はAV機能について。
「CN-F1D」は、ブルーレイプレーヤーを搭載。家のブルーレイレコーダーで録画したBDを再生できる。市販ナビでブルーレイプレーヤーを搭載しているのは、パナソニックだけだ(2016年12月現在)。パナソニック独自のPEAKSプロセッサーを採用していて、鮮やかな映像を楽しめる。
音の良さも「CN-F1D」の魅力だ。スタジオ録音のプロがチューニングした「音の匠」機能、音楽CDを192kHz/24bitのハイレゾにアップコンバートする「高音質モード」を搭載。オーディオの知識がなくても、ボタンひとつで高音質サウンドを楽しめる。
高機能をカンタンに使いこなせる大画面ナビ、ストラーダ「CN-F1D」。
今度買う新車は大画面ナビにしたい人はもちろん、今の愛車に大画面ナビを付けたい人にもオススメできるカーナビは、コレ一択なのだ。