CB92が登場した1959 年。そこから続くCBの歴史は日本のスポーツバイクの足跡そのものとも言える。歴代CBは様々な顔を持つが、どれひとつとってもその骨格を形作っているものは、やはり“ スポーツ” であった。そんなHONDAが誇るCBシリーズの歴史を振り返っていきたいと思います。

レーサーレプリカの雄:CBR400RR

画像: (オートバイ Classics©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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88年デビュー以来、SP400と言えば、今やFZRと共にこいつが市販レーサーと言われる程メジャーだ。年々進化を続け、遂に'94年モデルから、兄貴分(400の方が前からRRなのにネ……)の900RR同様、FireBladeの称号を誇らしげにカウルサイドに入れられている。
カムギアトレイン特有の「ヒュイー」音と共に、軽く正にミドルレーサーって感じのEXサウンドが気持ち良い。更に、電磁スイッチの様にビン!ビン!と吹けるピックアップの良さが、オーシ!攻めるゾォーとゆー気にさせる。
低いポジションのボディに身を置きワインディングへ泳ぎ出していく。街中での有効トルクは、4千rpm以上。常用で、キビキビ走るには6千rpm以上がベターだが、自然に峠を流していてメーター見たら「あら、7千も……」ってなくらい、簡単に、快適に回っちまう。

NC23・CBR400Rをフルモデルチェンジして発売されたCBR400RR。その姿はレーサーレプリカの雄とも言えるレーシーなビジュアルで多くの人を熱狂させた。そして、低重心で高剛性となったこのマシンのコーナリング性能は、250cc並みのコントロール性で、ミドル・ロードゴーイング市販レーサーの名を欲しいままにした。

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