グローバル化が進み、世界は一つになりかけていた。つい、この間までは。
ところがいまや、世界は再びバラバラになり、自分たちとは異なる人種、文化、宗教、民族などを排斥する動きへと、大きく揺り戻しが起きている。
そんな中、Appleがシンプルで優しいメッセージを込めた動画を公開した。

山奥に一人孤独に生活していたフランケンシュタインの怪物。
彼は、人間たちにクリスマスのお祝いを届けたいとふと思い立ち、里へと降りてくる。村の広場に飾られたクリスマスツリーに集まって談笑していた人々は、彼の異形の姿を見て思わず怯むが、彼は首に小さなランプを突き刺して光らせ、iPhoneに録音した音楽をBGMに、クリスマスソングを歌い始めるのだ。

そんな彼を、不信と不安に満ちた表情で見つめる村人。彼のランプは片方が外れて消えてしまい、自分に向けられた拒絶の視線に耐えかね、ついには歌を止めてしまう・・。

そのとき、一人の少女が彼に近づき、ランプを止め直してくれる。再びランプは点灯し、それとともに、彼の心の弱々しい勇気にも再び火が灯る。

そして彼は、少女とともに再び歌い出す。その歌は徐々に村人全員にも広がっていくのである。

世界は、ほんの少しの善意で変わる。そう信じたい。
そう信じよう、Apple は私たちにそう訴えているのである。

画像: Apple - Frankie’s Holiday www.youtube.com

Apple - Frankie’s Holiday

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