2009 YAMAHA YZR-M1:
チャンピオンシップ争いは ロッシvsロレンソの同門対決に
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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車体ディメンジョンやエンジンマネジメント機構を改良した2009年型。ホィールベースを延長、 ライダーのポジション変更による前後重量バランスを最適化し、フレーム剛性バランスの見直しにより、制動・旋回時の安定性を高めている。エンジンは燃圧の向上、燃焼状況の最適化、フリクションロス低減、冷却効率性の向上などにより、出力・トルクの向上と耐久性を大幅に向上させている。

2009年のM1はチャンピオンマシンである2008年仕様とほとんど変わらなかった。ただ大きく変わった部分はマシンの「頭脳」である、電子制御の部分で、インジェクションをコントロールするシステム(EMS)を格段に進歩させたり、新たにウイリーコントロールを投入する事で、ライダーとマシンの連携がよりスムーズになったという部分だった。その結果シリーズランキング1位ロッシ、2位ロレンソ、そして、CONSTRUCTORS RANKING1位という2年連続3冠という偉業を達成する事ができた。

2009 YAMAHA YZR-M1:
マン・マシン・コラボレーションで 3年連続3冠を達成
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フレームのエンジン懸架位置を最適化し、同時に剛性バランスを見直すことで安定性を向上させた2010年型のM1。カウル形状を変更し、エアロダイナミクス効果と冷却効率が高められている。エンジンは使用個数制限に対応する耐久性向上と動力性能向上の両立をめざし、シーズン中も3段階で進化した。

このシーズンから導入された、年間18戦を6基のエンジンで戦わなくてはいけないというレギュレーションが導入され、マシンの性能だけではなくエンジンの耐久性も求められる戦いとなった。前年と同等以上のパワーを維持しながら、エンジンの耐久性も向上させる。レギュレーション変更に対応させる為の試行錯誤を続けた結果、ロレンソは初のシリーズチャンピオンを獲得し、ロッシも3位入賞と、YAMAHAは見事3年連続の3冠を達成してみせた。

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