みなさん、こんにちは。

タイトルにある 大島紬(おおしまつむぎ) 、みなさんはご存じでしょうか??

奄美ではよく知られていますが、奄美に馴染みのない方だと、初めて聞いた、という方も多いかもしれませんが、大島紬とは、奄美大島を発祥の地とした絹織物のことです。大島紬で作られた着物はとても高級とされ、着物愛好家の垂涎の的であり、世界三大織物の一つとされています。(ちなみに三大織物とは、一般にフランスのゴブラン織、ペルシャ絨毯、そして大島紬の3つだそうです)

とはいっても、着物に馴染みがないと「そもそも紬って何?」「何がそんなに良いの?」といった声も聞こえてきそうです。

そこで今回は、紬について、簡単にご説明しようと思います。

そもそも紬とはなんでしょう?

画像: 紬とは www.since.co.jp

紬とは

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簡単に言うと、蚕の繭からとり紡いだ糸で、平織り(たて糸とよこ糸を交互に交差させる織り方)にした絹織物のことです。同じ蚕から取り出す糸でも、繭によって絹糸と紬糸に分かれるのです。

絹糸は繭の繊維を引き出して作られるが、生糸を引き出せない品質のくず繭をつぶして真綿にし、真綿より糸を紡ぎだしたものが紬糸である。くず繭には、玉繭、穴あき繭、汚染繭が含まれ、玉繭とは、2頭以上の蚕が一つの繭を作ったものをいう。紬糸は手で撚りをかけるため太さが均一ではなく、玉繭から作られる糸は2本の糸が複雑に絡まっており、節の多い糸になる。これを玉糸や節糸ともいう。
これらの糸を平織りした布が紬の生地である。紬糸は緯線・経線の両方に使用する場合と、片方に使用する場合がある。 本繭から作る絹糸を用いた布の表面が絹独特の光沢を帯びるのに対し、紬は鈍い光沢を放ち表面に小さなこぶが生じ、独特の風合いを持つ。

紬とは蚕〔かいこ〕の繭〔まゆ〕から糸を取り出し、より(ひねり)をかけて丈夫な糸に仕上げて織った絹織物のことです。紬は織物の中で最も渋く、深い味わいを持つ着物で、着物通の人が好む織物と言われています。世界一緻密な織物とも言われ、最近では普段着としての着物からおしゃれ着へと変化を遂げつつあります。

紬は、絹に比べて、光沢が少なく、渋めで深い味わいがあるのが特徴であると言えそうです。

紬の最大の魅力は、最初は固かった布地が、着れば着るほど柔らかく、自分の体にフィットしてくるところなのです。着心地の良さから、毎日紬で生活したいという人もいるそうです。

このように着物の素材として大変魅力的な紬ですが、奄美で生まれた紬のことを、大島紬と呼んでいます。もちろん大島紬以外にも、全国に紬の種類があることは言うまでもありません。

紬について気になった方は、 こちら をごらんください。

もしかしたら、自分好みの紬が見つかるかもしれませんよ。

さて、今回は紬の特徴についてお伝えしました。
次回はいよいよ、 大島紬の歴史 についてご説明したいと思います。

ぜひ、次回もお楽しみに!

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